アスベストの健康被害について

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

世間を何かと騒がせているアスベスト。小さい時に理科の実験でアルコールランプを使うのに使っていた金網の白い部分の所と言うと「あぁ」と思う人も多いと思います。もともとこのアスベスト(石綿)は天然の鉱物で、耐熱性に優れている点から古代からランプの芯等に使われていました。日本でも伝奇にアスベストの様な「火ねずみの皮衣」と言う燃えない布がアスベストをモチーフにしたのではないかと言われています。
それが20世紀に入り、耐摩擦性、耐熱性、耐薬品性と言う優れた性質を利用して、建物の断熱材、防火材に使用されたり、機械の摩擦防止に使用されたりする様になりました。日本でも多くの建物や電気製品、建設資材、自動車、家庭用品等色々な物に使われて「奇跡の鉱物」と称されたのです。そんな引っ張りだこのアスベストでしたが、1970年代頃から徐々に人体への健康被害が有るのではないかと言う問題が出てくる様になりました。アスベストの繊維が肺の奥に入り込み、ずっと残ってしまい20〜40年と言う長い潜伏期間を経て肺がん、中皮腫の様な病気を発症させる健康被害が有る事が分かったのです。特に高度成長期だった1970年代以降の日本では、ビルの建設時に大量に断熱を目的としてアスベストを大量に使っていました。そして潜伏期間が開けた21世紀初頭の頃から肺がん、中皮腫と言った様な健康被害が報告される様になったのです。この潜伏期間の長さからアスベストは「静かな時限爆弾」として恐れられる様になってきました。今ではアスベストに変わる代替物質が使われる様になってきましたので、日常生活の中においてカリビアンドットコムが怖いと感じる事は無いと言える様になってきたでしょう。

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

テレビ等でアスベストによる健康被害が出ていると言うニュースを聞いた事があるでしょう。自宅や会社、学校でアスベストが使われていないか、健康被害の可能性が有るのか無いのかとても不安になると思います。ですから、使われている建築材料にアスベストが含まれているかどうか調べるチェックポイントと言うのが有りますので挙げてみたいと思います。少しでもアスベストの健康被害への不安が解消される様に是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
先ずは建物が鉄骨や鉄筋でできているか、木造で出来ているかによってポイントも違ってくると言います。木造の場合は成形板にアスベストが含まないかどうか確認すれば後は問題ないと思いますが、鉄骨や鉄筋の場合は成形板の他に吹き付け材や保湿材に関しても調べる様にしましょう。次にチェックする手順もポイントとなります。建物の建築時期を調べるとそこで使われていた建材を大体見当付ける事が出来ます。そして図面を手に入れて製品名などで確認していきます。もしこれで分からない場合は施工業者やメーカーに問い合わせて聞いてみると良いでしょう。また厳格に含有されているアスベストより、吹き付けられているアスベストの方が飛散率が高いですので専門業者に頼んで除去してもらったり、分析してもらったりしてチェックしていく様にしましょう。自分達の健康を守れるのは自分達だけだと言う意識を持って、他人任せにせずにチェックしていくと良いでしょう。但し上手に専門家の力を借りる様にしてくださいね。40代婚活
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2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

「アスベスト」と言う物を知っているでしょうか。別名「石綿」とも呼ばれている物になります。少し前、健康被害について挙げられたと思いますので、記憶に残っている方も多いと思います。アスベストは火を付けても燃える事が無いので残る性質を持っています。分かりやすいイメージで言うと、昔学校で理科の実験をしたと思います。アルコールランプと一緒に使っていた石綿金網が有りますよね。それがアスベストの性質なんだと思って頂ければと良いと思います。天然の鉱物繊維、それがアスベストになります。溶岩と熱水等が有る特別な条件の元で反応を起こす事で繊維状にアスベストが成長して行くと言う物だそうです。アスベストの代表的な物としては、クリソタイル(白石綿)、クロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)と言う3つの種類に大きく分ける事が出来ます。アスベストは本当に色んな用途にそれこそ広く使われてきた物になります。「奇跡の鉱物」とか「天然の贈り物」とか言われて重宝されてきたそうです。それはアスベストが持つ耐火性、耐食性、耐摩耗性が有るからだそうです。アスベストは繊維状だと言いましたが、その1本の細さはかなり細く、大体髪の毛1本位の太さに5000本位のアスベストの繊維が入っているそうです。もちろんそれだけ細いと肉眼で見る事は出来ません。そんなアスベストの健康被害が取り上げられる様になりました。それはアスベストが身体の中に入ってしまうと肺の一番奥の方に有る肺胞の方にまで入ってしまいます。これは排出されず身体の中に残ってしまいます。この事が身体に悪影響を出してしまうと言う事なのです。

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「蛇紋石綿」と「角閃石綿」と言う種類にアスベストは大きく分けられると言い、それぞれ形状や性質が違いますし、健康被害を受ける有害性にも強弱が有る様です。
先ずこの「蛇紋石綿」ですが、別名「クリソタイル」と呼ばれています。柔らかく綿みたいな性質を持っています。日本では柔軟性が有って加工しやすいと言う事から、一番多く使われているアスベストになります。現在生産されているアスベストの9割がクリソタイルと言う種類から作られていると言われています。健康被害等、問題点がいくつか出てきた事も有り2004年から使用が禁止される様になってきました。
次に「角閃石綿」にはいくつか種類が有り、クロシドライト、アンソフィライト、トレモライト、アモサイト、アクチノライト等が挙げられます。アスベストの種類は全部で6種類有ると言う事になります。この中でも特に工業的に使われていたのがクリソタイル、アモサイト、クロシドライトになるそうです。そしてこの中で健康被害をもたらす程毒性が強いのがクロシドライトと言う種類のアスベストで、繊維が針状になっていて柔らかさは有りません。細く長い繊維程、アスベストによる健康被害の可能性が高いと言われているのです。そうした理由からクロシドライトは他の種類に比べて10倍もの確率で発ガン性が有ると言う見解が出ている様なのです。もちろん発ガン性はこれだけじゃ有りませんので、タバコ等、他の発ガン性が有るものを併用しない様にしてほしいと思います。

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

もしかしたらアスベストを吸ってしまったかもしれないと思った場合、アスベストの健康被害はとても不安ですよね。そんな健康被害が心配な場合どうすればいいのかいくつか挙げてみたいと思います。

 

【X線検査は意味が有りません】
もしアスベストを吸い込んだとしてもその影響が健康被害として身体に現れるのは数十年後と言う事になります。その為にアスベストを吸い込んだからと言って直ぐに咳が出たり痰が出たり、呼吸がしにくいと言う症状が出るとは考えにくいです。それを知らないでアスベストを吸い込んだかもしれないと言って、X線検査を受けたとしても分からないのです。アスベスト検査の為にX線撮影をするのであれば、無意味に放射線を浴びると言う事になりますので止める様にしましょう。

 

【アスベストの吸入の有無を調べる】
アスベストの健康被害を心配する前に、本当にアスベストが身体に入ってしまったかどうか確認する事から始めてみてはいかがでしょうか。身体の中を調べるのは吸ってしまった直後では無理なので、アスベストを吸ったのではないかと思う場所に本当にアスベストが有ったのか調べてみてはいかがでしょうか。調べ方は工事現場の場合は写真、設計図、住所等から業者や役所に連絡して調べてもらう事が出来ます。もし解体工事の場合でアスベストが有る場合は、アスベスト除去の為の方法を役所に届けていると思いますので確認できると思います。もしアスベストが有った場合は、どの種類で吸った時間や期間等を明確にしておきましょう。

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

【衣服・部屋に有るアスベスト】
自分が考えてもいない事故でアスベストが吸入されてしまったかもしれないと言う場合、どうしても健康被害が心配ですよね。もしアスベストを吸入してしまったかもしれないと言う場合は、その時に着ていた洋服をビニール袋などに入れて密封してく事をおススメします。この時に洗濯はしないでください。アスベストが水に流れてしまうと分からなくなってしまいますので洗濯しないまま密封してアスベストの専門業者に確認してもらうと良いでしょう。また部屋にアスベストが撒き散らされたなと思った場合、アスベストを除去しようとして掃除機を使ってはいけません。アスベストはかなり細い繊維状の物で軽いですので掃除機で更に空気中に舞ってしまう事になります。アスベストを除去する為には、専門の業者に頼むようにする事が大切です。

 

【アスベストを吸ったと思った場合】
アスベストを万が一吸ってしまった場合、健康被害を受けているかどうか分かるのは数十年後と言う事で、直ぐに病気になる事では有りません。またアスベストを吸ったからと言って必ずしも全員病気になると言う訳でもありません。ですから必要以上に心配し過ぎる事は止める様にしましょう。もし吸ったなと思った場合でも、病気になるリスクを軽減させる為の工夫をしながら生活を普通に送る様にしてください。

 

こうした中、潜伏期間が過ぎたあたりで症状が出てきたなと感じた場合は、直ぐに医療機関へ行って受診する様にして下さい。アスベストに関しては専門的な知識が必要とされますので、アスベストの専門医の所に行ける様にすると良いでしょう。この時、いつ位にどんな種類のアスベストをどの位の期間吸っていたのか書き留めておくと参考になります。

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

「アスベスト肺」と言う健康被害がアスベストにより報告されています。これはアスベストを身体の中に吸い込む事によって生じるじん肺になります。もともとじん肺と言うのは様々な粉塵を身体の中に吸い込んでしまう事により、肺が繊維状になってしまいます。そうなると弾力もなくなってきて、硬くもなって来る様になります。そうする事で酸素が取り込みにくい状態になってしまうのです。アスベスト肺で感じる初期症状としては、階段の上り下りをした際に息切れが出やすくなったり、急ぎ足で歩いた時に息切れが出やすくなったり、咳や痰が出る様になったりする事が自覚症状として現れると言われています。その内症状が重症化してくると、呼吸機能が全体的に低下してきますので呼吸困難を引き起こしてしまう事も考えられるのです。その上、心不全の原因にもなってしまいかねません。アスベスト肺にかかってしまうと、アスベストをその後に吸い込まない状態になっても症状が改善せず、逆に悪化する様になってくると言われています。アスベストによる健康被害であるアスベスト肺は吸い込んだら直ぐに症状が出てくる訳では有りません。10年未満で発症する事は先ず無いと言われていて、10〜20年と言う長い潜伏期間を経て症状として現れる様になってくる様です。一度症状が発症したら完治する事はあまり無く、根本的な治療方法もいまだ解明されていない状況で有る様です。アスベストによって起こる健康被害は重大な物だと言う事がお分かりいただけると思います。

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

「中皮腫」と言う病気が有ります。アスベストによる健康被害の代表的な病気と言っても良いみたいです。中皮腫と言う病気、胸膜や腹膜、精巣の膜、心膜等に出来てしまう悪性のがんの事を指しています。この中皮腫と言う病気、アスベストを吸い込んでから潜伏期間がとても長くて30〜50年程だと言われています。肺がんやアスベスト肺と言う病気もアスベストの健康被害の一つですが、これらの病気よりも短い期間、少ない量のアスベストで発症すると言う怖い病気なのです。また怖い事にこの中皮腫と言う病気、吸い込む人の年齢が若ければ若いほど、発症する可能性が高いと言われています。もちろん年齢が高い方の場合、潜伏期間の間に他の病気になってしまうと言う事も考えられますので一概には言えませんが、若い人ほど発症しやすいと言われているのです。また、アスベストにはいくつか種類が有り、クロシドライトと呼ばれる青石綿を吸い込むのが中皮腫になる可能性が一番高いアスベストなのではないかと言われているのです。ちなみに中皮腫になる可能性が一番低いのがクリソタイルと呼ばれる白石綿になります。中皮腫の場合、肺がんとはまた違った病気の為、喫煙による影響は受けないと言う事が分かっています。この中皮腫結構怖い病気で、発症したら生存期間は大体1〜2年が平均的な所で、大体5年間でほとんどの方が死亡すると言う事も言われています。今では残念な事に根本的に治療できる方法と言うのが無いみたいですが、アスベストが発症させた最大の健康被害で有ると言える病気かもしれません。

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

【肺がん】
アスベストの健康被害の一つとして「肺がん」が挙げられます。吸い込んでから潜伏期間が大体15〜40年程有ると言われています。肺の細胞に吸い込んだアスベストが刺さった場合、その刺激で肺がんが引き起こされると言われています。その為にアスベストの吸い込み量が多ければ多いほど、刺激が加われば加わる程危険性は高まってくると言われていて、アスベスト肺になってしまった人は特に肺がんになる確率が高まるとも言われています。また、アスベストを取り扱っていて、プラスして喫煙をしている場合は更に肺がんになる危険性が高まるみたいです。同じ喫煙者の肺がんでもアスベストを吸入した人は死亡率も50倍になると言われています。出来れば初期段階での治療が出来れば良いですので健康診断は定期的に行っていただければと思います。

 

【胸膜プラーク】
アスベストの健康被害の一つとして「胸膜プラーク」が挙げられます。胸膜が部分的に厚くなってしまった状態の事を指しています。この病気は少量のアスベストでも発病しやすくなっています。アスベストを吸ったからと言って直ぐに呼吸機能が低下してしまう訳ではないのですが、徐々に病状が進行していきますので注意が必要です。健康診断を受けた状態で、胸膜プラークが有ると指摘された場合、合併症としてアスベスト肺や肺がん、中皮腫を引き起こしてしまう可能性が有りますので、定期的に健康診断を受けて早めの発見をする事が大切となります。

2015/09/20 09:38:20 | アスベスト 健康被害

【良性石綿胸水】
「良性石綿胸水」と言うアスベストの健康被害である病気が有ります。アスベストを身体の中に吸入してから潜伏期間が30〜40年と長く、胸膜に炎症を起こしてしまって胸膜腔内に水が溜まってしまう症状の事になります。この病気が発病した初期段階ではさほど自覚症状が無いと思います。稀に胸の痛みや呼吸困難と言う症状が出る事が有りますので注意する必要が有ります。良性石綿胸水が発症した場合、合併症としてびまん性胸膜肥厚、中皮腫と言うより重い照応の病気に進んでしまう危険性も有ります。またアスベストが原因として胸水が出ますが、これ以外でもがんや結核と言った病気でも胸水が出る事も有りますので、少しでも身体の症状がおかしいなと思ったらお医者様を直ぐに受診する様にすると良いでしょう。

 

【びまん性胸膜肥厚】
「びまん性胸膜肥厚」と言うアスベストの健康被害の1つであります。この病気は良性石綿胸水を発症し、それが治癒した後に胸膜が厚くなってしまったり、癒着してしまったりする症状を連続して起こした場合、引き起こしてしまう確率がとても高いです。良性石綿胸水の後、びまん性胸膜肥厚になった場合、その後は中皮腫と言うがんになってしまう可能性も凄く高いので、注意して治療を進めていく必要が有ります。アスベストが原因となり引き起こされる病気は多々あります。びまん性胸膜肥厚の様に別の病気から進行して発病してしまう物も有ります。